小春日和にプラネタリウム

2日程前から引き始めた風邪が、なんとなくひどくなってる気がしたが、以前から約束してたので女友達と出かけてきた。
キャンセルすることもできただろうけど、起きたら久々の良い天気だから、外に出た方が元気になれる気がしたので。なんか体がシケてるというか、日に干したほうがよさげに思えたから。


神戸か京都へ行こうと言ってたものの、さすがにそれはしんどいので近場にしてもらうことに。
近場といっても、バーゲンをうろうろ見てまわるというのは足元がふらついて無理だし、とにかく暖かいところで座ってられるところ、と言っても映画は集中力が続かなさそうなのでプラネタリウム


大阪市立科学館へ行ってまいりました。
今やってるプログラムは、ガリレオ〜望遠鏡が拓いた驚異の宇宙〜というやつで、400年前に望遠鏡で初めて天体を見たガリレオの偉業に焦点をあてて説明してくれるというもの。
もちろん、星空についての解説もあって、今回一番感動したのは、暗い星も全て見える状況だと、星座がほんとに絵みたいに見えるという事実。

星座に詳しい人には常識なのかもしれないけど、恥ずかしながら今日まで知らなかった。オリオン座って、四角で結ぶ星の中に三つの星の帯が並んでいるだけじゃなくて、頭の部分も手にかかげた盾やこん棒の部分もちゃんとあるんだね。
明るい星に、うっすら影みたいに霞んだ星を合わせると、確かにあの星座盤でよく見るオリオンの絵に見えてくる。


なるほどねー、どうりでというかなんというか。一般的にオリオン座とされる目立つ星だけだとしたら、とても人の姿には見えないもん。昔の人の想像力ってすごすぎるだろとか思ってたけど、これなら納得。
ちゃんと人の姿に見える。ふたご座なんかも、オリオンほどじゃないけどちゃんとふたごの絵に見えた。

解説では、絵の姿に結べない星座もたくさんあるということだったけど、きっと昔はべらぼうに目がいい人が多かっただろうから、私たちが見えないような暗い星も見えてたんじゃないかな。事実、一角獣座なんて暗い星ばかりで形成されてて、ほとんどわからなかったけど、見える人にはくっきりとユニコーンの絵に見えてたんだと思う。


そのへん説明がもっと詳しく欲しかった。たとえば科学的にどこになんの星があるかはわかってるはずだけど、それがどのへんまで人々の目に実際見えたかどうか、とか。
現在では肉眼で見えるわけない、とされている星でも、見えてた人いたと思うんだよね。

もしかすると、想像力たくましくする必要もなく、夜空にはくっきりと様々な絵が見えてたのかもしれない。

星座って面白い。宇宙が見えてるわけよね。あれ。


というわけで、45分のプログラム、居眠りもせずに集中できた。以前来た時は結構途中から飽きてきて眠かった気がするんだけど、今回はハッブル宇宙望遠鏡で撮った写真を3D化して動かしてみた映像もあったりして、かなり見ごたえがあった。
ガスの星の中を移動して見えるような景色、実際に見ることは生涯ないだろうし、あれはもっとたくさん作って欲しいと思った。
それだけの特集があったら絶対見に行く。

あと、今2000円くらいで売ってるおもちゃみたいな望遠鏡でも、ガリレオが使ってた望遠鏡よりは性能がいいらしいです。なんか望遠鏡欲しくなるなぁ。すぐ飽きるんだろうけど。

プラネタリウム、月一くらいで行っておきたい場所だと思った。