舞台写真と、今さらながら所感など

さて、時が経つのは早いもので、音楽芝居「その夜を忘れない」公演が終わってもう10日も経ってしまいました。
稽古期間中は、本番までの時間が飛ぶように過ぎたものですが、終わってしまってからもまた、時の流れは早いもんですね。

ということで、今さらなのですが今回の舞台についてちょっと書いておきます。
当日ご来場頂いた摂津のエクレアさんから、舞台の写真をご提供頂きました。エクレアさんありがとうございました!

今回、何と言ってもうれしかったのは、主役兼ひなちゃんはじめピアノの田村さん、ベースの香山さんというミュージシャンと同じ舞台に立てたこと。そして音楽とお芝居が別物ではなく、同じ世界に対等に存在するうことができたことです。
どちらかが添え物になるような作品ではなく、本当に一緒になった作品を作ろうというのが、最初から決めていたことでした。

ライブ(即興性がある、リラックスしている)だけれど、作り込んでいる(決まった脚本・演出がある、緊張感がある)という世界を作りたい。

歌手でありながらも役者であるひなちゃんという存在が、その理想を実現してくれた要因だったと思います。
彼女のような人、世界中に何人いるんでしょう。いるとしても、ひなちゃんほど美しくてガッツのある人はいないでしょう。

田村さん香山さんも、ストーリーの意図や役者の動きを理解してくれたのはもちろん、普段は(絶対)しないような希望(楽器を使ってセリフみたいにしゃべれとか、効果音出せとか)も聞いてくださいました。

プロのミュージシャンの柔軟さと完成度の高さに改めて感動しました。

山田さんには、今回は大活躍してもらうつもりで脚本、楽しんで書きました。
電話のシーンやその他見せ場はほぼ、彼の演技を想定して用意したのですがそこはさすが
山田さん。本番はその予想を遙かに超えておりました(笑)
毎度のことながら、本番の山田さんのオーラはすごいです。オーラって目に見えないはずなんですけどね、どうなってるんでしょう。稽古の時から、もちろんすごいんですけど、あの本番で出す空気は何というか、理屈じゃないですね。

思い出すのはやはり「Cheek to Cheek」のシーンです。
客席から自然に手拍子が沸き上がって来た時のワクワク感、きっと一生忘れないです。
舞台と客席が一緒になって盛り上がったあの数分間が、終わってからずっとフラッシュバックしてます。

しかし、この前の日曜日に打ち上げがあり、ビデオ上映をしたのですが、いつもながらビデオで見る自分というのは「…」という感じです。
ひなちゃんすごい、山田さんキター!、田村さん香山さんカッコイイ!と感動しつつも、自分の姿となると…。
まあそれでも、「私にしてはいい動きじゃん」みたいなとこも(ちょっとは)あったし、作品自体には大満足なのでオールOKです。

そう、今回の脚本は結構良く出来てた!
音楽とのからめ方とか、演奏する必然性を作るストーリーの構成が上手いね!
自画自賛する勇気も持とう。

最後になりますが、ひなちゃん、山田さん、田村さん、香山さんと舞台に立てたことは、私にとってすごく光栄なことでした。
ありがとうございました。
また、いつかみんなで出演できる話を書きたいです。

そして何度も繰り返しますが、当日ご来場の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。