思い通りになること、ならないこと

無職状態になってから、早一ヶ月半。
開放感にまかせて、すっかりぬくぬくと気ままな生活に浸ってしまっていますが、意外にもあまり不安感がない。


いや、現実にはそんなに余裕があるわけじゃないし
遅かれ早かれこうしてはいられない状況というのが訪れるのは分かってるんです。
いくらストレスから解放されたからと言ってそれはあくまで目先のことで不安定な立場であるということには変わりはない。


それでもひとつ、大きな安心感に包まれている理由は単純なことで「自分の能力を仕事にできるんだ」と初めて確信することができたから。


とは言え、今やっている占いサイトのライターの仕事では
何社分かかけもちしたところで生活費には全然足りない。
内容も面白いけれども、理想とする創造的な仕事とはちょっと遠いものなのです。
だけど、とにかく今、得意なことやってプロの仕事と認められてるわけでその事実は私にとってはすごいことです。(自分で思っていた以上に)


ずっとお芝居とか小説書いたりとかやりたいことを追求してきたつもりでいました。
でも知らないうちに、好きなこと・得意なことと「生活」を思いっきり切り離していたんだなあと改めて実感。
もちろん、社会に出て働くことはかなり大変なことで、自分なりに頭と体をフル回転してのぞんでいたんです。
でも、結局は「時間をお金に換える」仕事だったと思います。


なんかやっと、能力をお金にしていいんだ、と自分で自分を許せた感じ。
生活していけないから、とかいろんな理由をつけて、今まで自らを縛りつけてたのかもしれない。


自分の壁を破って、人生を思い通りにすることは時に思いのほか難しい。


このままでイイとは思ってないですし、理想はもっと高いところにあるのも確かです。
有名無名は問わずとも、作家として一本立ちしたい。
書くことで生きていきたい。
ここから何を始められるか。
また振り出しに戻ってしまったような気がします。