楽しい仕事は癒される

この一週間、短期バイトで八百屋さんをやっていた。

と言ってもどこかのお店で、というのではなく
梅田の三番街で「大阪フードコレクション」という
いろんな食品の見本市みたいイベントがあって
それに出展するNPO団体さんからお誘いがあり
伝統野菜や無農薬野菜を売ってたわけである。

シフトは朝早くから晩まで結構長時間で、立ち仕事だし忙しいしで
割と重労働だったんですが、意外にもすごく楽しかった。

基本的に、声出したり接客したりする仕事が好きなんだけど
何より、今回新たに発見したのは、新鮮な野菜にずっと触れてると
すごい清々しい気分になるっていうこと。

もちろん、そこの野菜がすごい美味しいとか安心とか新鮮とか知ってるわけで、
それがお客さんに売れるっていうのはまったく矛盾なくうれしいわけで、

だから充実した気持ちになってた、というのもあるわけだけども
それにしても、どういうわけか働くほどに元気になっていく。

八百屋さんっていいなあ、と心から思った。
まあ、本気でずっと八百屋さんやるとなると絶対そんなことないとは思うけど。

さらに、驚くこと二つ目。
毎日仕事が終わると、たまに自分でも野菜を買ったり、あまったのをもらったりして帰る。

ほんとに驚くことに、仕事終わって帰ってからその野菜で夕ごはん作って食べるのが
まったく苦じゃなかった。ごく当たり前に、
「あ、これ炒めて食べよ」とか「教えてもらったとおり煮てみよ」とか思って
ちゃんとした料理してるんです。私が。この私が。バイト終わって帰ったらもう9時過ぎとかなのに。

これはスゴイ。ほんとにスゴイことだ。

今まで、会社行って帰ったら疲れ果てて、絶対そんなこと出来なかったのに。
いつもうどんとかラーメンとか納豆ごはんくらいしか作る気力残ってなかった。

たまに平日でも家帰ってから遅くてもちゃんと自炊してるっていう人の話を聞いては
「なんてタフで真面目な人なんだ」と感心してた。

しかし、今回のことで、やっと真実を理解したかもしれない。

「仕事が楽しかったら、帰ってきても疲れてない」んだ!