どこまでもフィクションを愛す
最近、レディー・ガガのPVにはまってる。
ついていけないくらいに溢れ出る個性とイマジネーションのある人、久しぶりに見たかも。見たことのない創造の世界を見せてくれるのって素晴らしいね。「パパラッチ」「アレハンドロ」が好きだ〜
どうせフィクションなら、とんでもなく飛躍したものが好きだ。
人間の想像力の限界を見てみたい。
もちろん、リアリティのある等身大の物語も悪くはないんだけど。
でも、リアリティってなんだろうということで。
「リアル」に感じるかどうかは、その人それぞれであって、共通のものではないと私は思う。
現代に生きる人々の生々しさよりも、宇宙の果てや、妄想の彼方にあるものが、リアルに感じられる瞬間もあるのだ。
むしろ、今の社会のリアルさなんて、生きてるだけでお腹いっぱいだし、フィクションの世界でまで見たくない。というのが本音。
人間は地上に縛り付けられ、しかも短い寿命しか与えられていない不自由な生き物なのだから、せめて
せめて想像力の翼で飛びたいじゃないか。できるだけ高くまで。
想像力だけが、わたしたちを自由にしてくれる。もちろんどんな意味においても。
「黒い時計の旅」は、まさに高く飛んでいける翼のような本だった。
息をつく暇もないほどのイメージの氾濫、行ったことのない、だけど懐かしいような遠くて近い世界。言葉はなんて大きなもの、とてつもないものを描けるのだろう。
すれ違い続いながら寄り添い続ける、ある男とある女の人生。あらすじを書きたいけど、今は書ききれない。
読み終わった後も、頭の中で永遠に続くような物語。
頭が整理できたら、ちゃんとレビュー書きたいと思います。
- 作者: スティーヴエリクソン,Steve Erickson,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2005/08/01
- メディア: 単行本
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